体験に来ていただいたパパママやご近所の方からご質問いただく機会も増え、良く聞かれる疑問にお答えしていきたいと思います^^
プログラミングを学んだらどう役にたつのか?
プログラミングは、読み・書き・そろばんと同じぐらい、これからの子どもたちにとって基本的なスキルになると言われています。
良くお話する例として、例えば、「1から1000まで早く計算してください」と言われたら、あなたなら、下記の何れを選ぶでしょうか?
- 自力で計算する
- 電卓を使う
- Excelを使う
- プログラムを組む
自力で計算する
私はそろばんを習ったことがないので、そろばんで計算することも暗算で計算することもできません。。根気よく計算していくといつになることやら、、、
昔であれば、そろばんの能力や暗算能力はかなり評価されたでしょう。
今でも評価されない訳ではないと思いますが、AIと共存してく時代で最も有効であるとは考えにくくなってきています。
電卓を使う
これも一昔前の事務処理では、かなり評価された能力であったでしょう。
前述と同様今ではPCも普及し、電卓を使いこなす能力も高評価とは言えないです。
Excelを使う
これは最近まで評価が高いとされてきた能力です。
Excelに関数を入力し計算させることは、計算間違いを防ぎ、計算スピードも高まり、今でも良く企業で使われている手法と言えます。
Excelで関数を入力することもプログラミングの一部といえると思います。
ただこれからの子どもたちは、もう一歩新しい能力を標準スキルとして備え、使いこなす時代がやってきます。
プログラムを組む
プログラムが組めるということは、簡単にいうと、下記のようなコードがささっと書けるということです。
JavaScriptで1から1000まで足すプログラムは下記になります。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>和が1000を超えるときの足される数値と合計値</title>
</head>
<body>
<script>
///1+2+3+…と足される数を1ずつ増やしながら足していき、
///和が1000を超えるときの足される数値と合計値を表示してください。
var i = 1;//足される数をiと定義し、初期値1を代入
var sum = 0; //今までの和の初期値に0を代入
while ( i <= 1000 ) {//和が1000以下ならループ
sum = sum + i; //現在の和にiを足す sum += i でもOK。
//ここまでで、sum= 990 + 45=1035 が成立
i++ //i を一つ増やす
//document.write('<p>i: ' + i + '</p>' );
//document.write('<p>合計値: ' + sum + '</p>');
}
document.write('<p>i: ' + (i-1) + '</p>' );
document.write('<p>合計値: ' + sum + '</p>');
</script>
</body>
</html>
難しく見えますが、PCのテキストエディタがあれば、それだけで簡単にコードを書くことができます。(実際に下のコードをコピペしてブラウザで表示するだけで実行できます。)
計算だけでなくテトリスもJavaScriptで組めます。
受験勉強で言えば、例えば、習った公式を自分でコードを組んでシミュレーションすることができるようになりますし、シミュレーションで結果を目で見ることで、納得し理解しやすくなります。
また、将来お子さんが仕事に就くときには、AIやIoT、ロボットが普及し、今の定型業務はロボットがほとんど担うと予測されています。
その中でAIやロボットに指示を与えることができる、プログラミングスキルがあれば重宝されることは間違いないです。
プログラミングを学ぶこととコンピューターを学ぶことはどう違うのか?
プログラミングは命令のセットで、ロボットやAIなどに指示を与えるものですが、コンピューターは機械そのもののことで、プログラミングを学ぶ上で、コンピューターを学ぶことは避けて通れません。
音楽で言うならば、コンピューターを学ぶことは楽器そのものを学ぶこと。ピアノやギター、ドラムなど様々な楽器があり、それをどのように演奏するのかが、プログラミングを学ぶことに近いと思います。
プログラミングという言葉自体は、コードを書くテクニックという意味合いが強いです。
なので、本当に子どもたちに教えてあげるべきことは、「コンピューティング」や「コンピューテーショナル・シンキング」であり、これが「音楽」にあたるものです。
音楽は、楽器や楽器の歴史、その楽器の演奏の仕方を学ぶだけでなく、それらを用いた音楽という世界観を子どもたちに教えています。
「コンピューテーショナル・シンキング」は、コンピューターやプログラミングを含む、コンピューターを使った考え方・世界観を教えることです。
コンピューテーショナル・シンキングについて、詳しく下記の本に書かれていますので、是非見てみてくださいね!
2020年からプログラミング必修化が始まるが、小学校では何を教えてくれるのか?
まずはじめに、小学校でプログラミング必修化が始まりますが、「算数」「国語」の他に「プログラミング」という授業が始まる訳ではありません。
文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引」によると、小学校5年生で正三角形の作図をScratch等のビジュアルプログラミング言語でプログラミングする例が挙げられています。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/11/06/1403162_02_1.pdf
イメージとしては、各教科の一部でプログラミングを用いて問題を解決するといった感じでしょうか。
その各教科の一部で実践を行いながら、「プログラミング的思考」を育んでいくことになるようです。
文科省が定義している「プログラミング的思考」とは以下になります。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/053/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/07/08/1373901_12.pdf
簡単に言うと、「プログラミング的思考」は、「プログラミングそのもの」といったイメージです。
本来、子どもたちに教えてあげたいのは、「コンピューテーショナル・シンキング」です。
日本ではやっと「プログラミング的思考」を教えることが必修化されたばかりなので、残念ながら、2020年度から「コンピューテーショナル・シンキング」を教えてもらえるわけではありません。
小学校で、一人一台デバイスを使用して、Wifiが完備され、コンピューテーショナル・シンキングの授業が開始されるまでは、パパ、ママやプログラミングスクールがお子さんをサポートしてあげると良いと思います。
大阪市西区南堀江で4歳から通えるSTEAM&プログラミングスクールを運営しています。
ご興味のある方はTwitter(@yukikolabo)かブログのお問い合わせ、よりご連絡いただくか、下記LINEより「友だち追加」してくださいね。
LINEではレッスンスケジュールやイベントなどお知らせしていますので、是非ご登録お願いしますね^^
レッスンは1回45分(年中さん、年長さんは30分)、1ヶ月に1回から。回数は相談可能です!(体験は500円です!)
使う主な教材は、プログラミングトイ、絵本(ルビィのぼうけん)、ボードゲーム(ロボットタートルズ)、ビスケット(Viscuit)、スクラッチジュニア(ScratchJr)、スクラッチ(Scratch)、オスモ(Osmo)シリーズ、スプリンギン(Springin')です。
目に負担がかからないように、幼児さんはアンプラグド(コンピュータを使用しない)の教材をおすすめしています。
プログラミングスクール講師、アシスタント募集中です。
子供向けSTEAM教育やプログラミングに興味のある方、スクールアシスタントをしてみませんか?初心者でもゆくゆく自分で子供たちに教えてみたい方を歓迎いたします。お問い合わせフォームよりご連絡お待ちしています😊
プログラミングをはじめたいけれど、何から始めたら良いか分からないママ、パパ向けにおすすめのプログラミングレッスンを公開しています^^
コメント